4K Enciris Empowered APIに関するQ&A

このインタビューでは、Enciris CEOのPhillip WeissflochとプリンシパルエンジニアのRemiに、キャプチャーカード（フレームグラバー）やカメラコンポーネントなどの新しい4K製品群を支えるEnciris Empowered APIについて話を聞いた。

新しいAPIが生まれた背景について教えてください。

フィリップ「新しい4Kシリーズの開発に着手したとき、追加したすべての新機能を管理できる新しいAPIコンセプトが必要であることにかなり早い段階で気づきました。最大4つの並列入力を管理し、オーバーレイによるレイテンシーのない出力、さらにコンポジットも可能で、私たちのハードウェアをより利用しやすくするために、お客様がこれらの機能に簡単にアクセスできるようにしたかったのです。"

また、主なテクノロジードライバーは何だったのだろうか？

レミ「私たちは、LT-100ファミリーの実装を数多く見てきて、顧客がどのような機能を最も多く必要としているのか、多くを学びました。私たちは、RESTful APIに基づくいくつかのコンセプトに取り組み始めました。RESTとは、representational state transferの略で、インターネットのようなURLを使って、開発者に高レベルのスケーラビリティと効率性を統合する軽量な方法を提供するアーキテクチャ・スタイルです。私たちは最初から、この方向に進みたいと考えていました。また、録画や静止画キャプチャだけでなく、ライブコンテンツを画面上に簡単に表示できるようにしたいという考えもありました。"

どのような障害を乗り越えなければならなかったのですか？

フィリップ「主な課題のひとつは、エンジニアリングの観点から顧客との統合フェーズが容易になるように、3つのコア・コマンドだけでAPIを作成したかったことです。同時に、Python、C++、C Sharp、GoLangを含む複数の異なる言語のネイティブサポートを統合したかったのです。さらに、マルチプラットフォーム、マルチアーキテクチャーのサポートも求めました。WindowsとLinuxの両方がIntel X86、AMD64、ARM64の各アーキテクチャーに対応し、Quick Sync、AMD、NVIDIAの各グラフィックスエンジンもサポートします。さらに、エンジニアがプログラミングを始める前に、新しいコマンドを試すことができるような方法も求めていました。

興味深いリストだ。

レミ「APIは、ターゲットとする3つの主要コマンドをベースに、よりシンプルで直感的なものにしました。プログラミング環境でも、シンプルなコマンドラインインターフェイス（CLI）でもアクセスできるようにしました。APIはサービスとして実行され、さまざまなネイティブ・プログラミング・インターフェース（C++、C Sharp、Python、GoLang）のバックボーンとなります。CLIは、WindowsやLinuxのコマンドラインでコマンドを入力するだけで、各コマンドがどのように動作するかを確認できることを意味します。これにより、エンジニアは、一連のプログラミング・ツールの中で評価を開始するオーバーヘッドを持つことなく、統合にすぐに取り掛かることができます。さらに、WindowsとLinuxのデモ・アプリケーションを作成し、必要なすべての主要機能にアクセスできるようにしました。これにより、お客様は視覚的なインターフェイスを使用して、当社の4K製品をより迅速に評価できるようになります。また、Quick Sync、AMD、NVIDIAのサポートも追加しました。

他に統合したかった建築的な特徴はありましたか？

レミ「そうですね。クライアントも無制限にしたかったので、顧客は受信ビデオデータに対して複数の異なるプログラム（またはコンシューマー）を同時に持つことができました。これらのコンシューマーが、メモリ上に毎回コピーすることなく、オペレーティング・システム・レベルでデータにアクセスできるようにしたかったのです」。

フィリップ「私たちが提供したかったもう一つの側面は、オンボードのPCI Express DMAとパラレル・パイプライン処理で、超低レイテンシー・キャプチャーの限界を押し広げ続けることができます。私たちは、低レイテンシーが手術室で役立っているという好意的なフィードバックを多くいただいており、4K製品でもこの伝統を引き継ぎたいと考えていました」。

ありがとうございます。何か総括的なコメントはありますか？

フィリップ "確かに、要約すると、我々は18年間で学んだほぼすべてを最新のAPIに統合した。これにより、我々のハードウェアはより速く、よりアクセスしやすくなった。"

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エンシリスについて

Enciris製品はフランスで設計・製造されています。Encirisの歴史は2006年、最新の最先端技術を駆使した、入手しやすい高性能ビデオキャプチャ製品を作るというビジョンから始まりました。

同社は、OEM、システムインテグレーター、組み込みシステム、プロフェッショナルユーザー向けの高性能ビデオ処理ハードウェアの設計・製造のリーディングカンパニーへと発展してきた。Encirisは、Ultra HD 4K/フルHDカメラ技術、ビデオ取得、ハードウェア圧縮、ビデオルーティング、ビデオフォーマット変換、ビデオオーバーレイ、ビデオストリーミング、ストレージ機能を追加するソリューションを顧客に提供している。

当社は、長期可用性（LTA）と超高信頼性を実現するために、既製品とカスタマイズされたソリューションの両方を設計しています。

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